- 「転職の軸の固め方」を教えてほしい。
- そもそも転職の軸って何?
- 転職で後悔したくないから教えて!
転職の軸とは、転職活動を開始する際に、1番最初に決めるべき最優先事項のことです。
転職の軸がない状態で転職すると、絶対に後悔します。
転職活動は奥が深いので、慎重に行動することをオススメします。
私は、公務員から転職する際に、3ヶ月で2社の会社から内定を獲得。更に再度転職活動を行い、大企業から内定を頂く事が出来ました。
当記事では、転職の軸の固め方、転職の軸を固める理由について詳しく解説します。
この記事の内容を実践すると、確固たる転職の軸を固めることができ、公務員でも満足度の高い転職を実現できます。
転職における成功とは、自分の転職の軸に沿った転職を実現することです。
他人の考えに惑わされずに、確固たる転職の軸を作り、満足度の高い転職を実現させましょう。

転職の軸を固めるのは時間がかかるけど、1番大事なこと!
転職における成功とは!?





突然ですが、こちらの3つの会社から内定を頂いた場合、どこの会社に入社すれば転職で成功したと言えますか?



えっ・・・全然分かんない。



①番でしょ!年収が高い企業に入れたら転職成功って言えるんじゃない?
答えは・・・
「転職者によって変わる」です。
転職における成功とは、自分の転職の軸に沿った転職を実現することです。
- 年収が第一優先な人
- ワークライフバランスが第一優先な人
- 業界が第一優先な人
転職者一人ひとりには理想の姿があり、実現するためのプロセスも違います。
他人の意見に惑わされずに、自分自身と向き合って確固たる転職の軸を作りましょう。
転職の軸の固め方(3ステップ)


転職の軸を固める際は、以下の3ステップで考えましょう。
- 理想の姿をイメージする
- 理想とのギャップに目を向ける
- ギャップを埋めるための最優先事項を決める
転職の軸とは、今回の転職でどうしても改善したい最優先事項を決めることです。
理想の姿をイメージする


転職の軸を固める際は、理想の姿をイメージしましょう。 転職とは、理想の姿に近づくための手段です。
転職することが目的になると、不必要な転職を繰り返してしまいキャリアに傷をつけることになります。



転職は手段であり、目的ではない!
公務員は、後先考えずに辞める人が多いイメージがあります。
「今の仕事が嫌い」「早く民間企業に入りたい」という理由で辞めるのは構いませんが、辞めた後の人生もしっかりと考えましょう。
例えば・・・こんな感じです。
- お金持ちになりたい
- 安定した普通の暮らしで満足
- 起業したい
- やりがいのある仕事を見つけたい
- 副業できる時間を確保したい
理想の姿は、明確に決める必要はありません。「何となく将来はこうなりたいな〜」という温度感でOK。



悩みすぎないことがポイント!
どうしても決めれない人は、下記の方法がオススメです
- 自然豊かな場所に行く
- 友達や家族と雑談する
- 転職エージェントに相談する
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理想の姿とのギャップに目を向ける


次は、最初にイメージした理想の姿とのギャップに目を向けましょう。
もし、仮に理想の姿が公務員を続ける事で実現できるのなら、転職する必要はありません。
繰り返しになりますが、転職とは理想の姿に近づくための手段です。
今の仕事を辞めたいという感情が一時的なものかもしれません。



徹底的に自分と向き合おう!
ギャップを埋めるための最優先事項を決める


転職の軸の固め方の最終ステップは、理想の姿とのギャップを埋めるための最優先事項を決めることです。
最優先事項を決めると、業界・職種を定めることができます。
また複数の企業から内定を頂いた際に即決できる点もメリットです。



「自分は働く上で何を大切にしたいのか」を考えることが大事!
また、最優先事項を決めるということは、他の条件を犠牲にするということです。
転職には、年収やワークライフバランス、勤務地など様々な条件を変えれる可能性があります。
しかし、自分の要望を全て満たす完璧な会社は存在しません。
最優先事項を決めるのは時間がかかります。焦らずじっくり決めましょう。
tenの転職の軸


私が、公務員から転職した時の転職の軸を紹介します。
【理想の姿】
もっとお金を稼いで豊かな暮らしがしたい
【理想との姿とのギャップ】
- 自分で稼ぐ力が必要(副業)
- 営業職でキャリアアップを目指す
【最優先事項】
- 職種:営業職
- 業界:人材・IT業界
- 勤務時間:ワークライフバランスが整っている会社
- 年収:400万円以上(前職年収:470万円)
- 勤務地:どこでもOK
①=絶対に改善したい
②③=できれば改善したい
④⑤=上記の通り
結果として、②以外を実現することが出来ました。


転職活動を終えて、最優先事項を決めることの’大切さ’を実感しました。
最優先事項に沿って企業を選ぶと、ほとんどの条件を満たす企業に落ち着く可能性が高くなります。
なぜなら「他の条件を犠牲にする覚悟」が決まっているからです。
覚悟が決まっている転職者は、転職活動が良い方向に進みます。



ノーペイン・ノーゲイン(痛みなくして得るもの無し)
キャリアアドバイザーに優先順位を伝える際も「②③④もできれば実現させたいけど犠牲にする覚悟はあります」と伝えましょう。
キャリアアドバイザーも覚悟が決まっている転職者には全力でサポートしてくれます。
転職の軸を固める理由


転職の軸を固める理由は以下の2つです。
- 業界・業種を絞れる
- 入社後のミスマッチが減る
業界・業種を絞れる
転職の軸を固めると、業界・職種を絞れます。
日本には約500万の会社があり、業界・職種によって働き方や年収が違います。
転職の軸によって、業界・職種が変わることを理解しておきましょう。
- 年収を上げたい→利益率の高い業界・職種に就く
- 対人関係の仕事が苦手→事務職・経理職を目指す
- 残業したくない→残業がない会社に行く
リクナビネクストや、マイナビ転職の求人票を見ると、かなり多くの求人票があります。


転職の軸を固めずに求人票を見ると、何をどうしたらいいのか分からなくなります。
その結果、求人票を見るのが面倒臭くなり、転職を諦める人が多いです。
転職活動を始めたら、1番最初に転職の軸を固めましょう。



選択肢を絞って求人票を見よう!
入社後のミスマッチが減る


転職の軸を固めると、入社後のミスマッチが減ります。
転職の軸に沿って選んだ会社は、自分が求めていることが実現できる会社です。
何も考えずに転職活動している人と、明確な転職の軸を持ってる人では、転職活動後の満足度は全然違います。
公務員は転職でミスマッチが起きる人が多いです。多くの公務員は転職の軸がない状態で転職活動を行います。
「とにかく早く辞めたい」「早く外の会社で働きたい」などの理由で辞める人が多く、転職先の会社で続いている人は少数です。
今の環境を抜け出したい気持ちは十分に理解できますが、転職の軸を固めないまま転職活動しても悩みは解決しません。
面接用の転職の軸も用意しよう


転職の軸は、面接で聞かれるケースもあります。実際の聞かれ方はこちらです。
- あなたの転職の軸は何ですか?
- 今回の転職で実現したいことは何ですか?
- 転職活動をしている上で大切にしていることは何ですか?
面接用の転職の軸を固める際も、従来の3ステップで考えますが、条件面(年収、ワークライフバランス、勤務地・・etc)を面接官に伝えるのはNGです。
条件面は、企業の外側の部分であり、面接官に熱意を伝える事ができません。
条件面は、会社選びをする時の基準として持っておきましょう。



条件面をわざわざ面接で言う必要はない!
面接で転職の軸を聞かれ場合、業界・職種など転職先での業務内容について話すのがオススメです。
また、下記のことに気をつけて話すと、面接官の納得度が上がるので是非実践してみてください。
- 目的➡️手段➡️理由の順で話す
- 経験を一つの物語にする
目的→手段→理由の順で話す


面接で転職の軸を聞かれた際は、目的→手段→理由の順で話しましょう。
面接官の質問にストレートに答えることができ、言葉を読みとらせる労力を軽減できます。
こちらは、公務員から転職する際に作成した面接用の転職の軸です。


理由の部分では、知・情・意を入れて話すことが大事です。面接官の納得度が上がり、好印象を与えれます。
※知・情・意・・・知(考え方・知識)・情(感情)・意(意志)
過去の苦しかったことや、悔しかったことを自分の言葉で説明できる様にしましょう。



知・情・意はめちゃくちゃ大事!
面接官の質問には、聞かれたことだけに答えましょう。
面接官は、聞かれたこと以外の内容を話す転職者に違和感を感じます。
経験を一つの物語にする
転職の軸を固める際は、経験や感情を一つの物語にしましょう。
転職の軸が厚くなり、より面接官の心に訴えかけることができます。



物語にすると、話しに一貫性も生まれる!
物語を作る際は、こちらを意識して作りましょう。
- 太さ:経験の言語化
- 長さ:過去から考える
太さとは、経験の言語化です。過去の経験で、嬉しかったこと・悔しかったことなどを素直に表現しましょう。
長さとは、過去から考えることで生まれます。’現在’の感情から話すのではなく、’過去’の経験から話しましょう。
転職エージェントに相談しよう


ここまで読んで、何が何だか分からないという人は、転職エージェントに相談しましょう。
自分で考えたり、整理するのは大事ですが、1人で転職活動を進めるのは、無謀です。
転職エージェントに申し込みすると、初回の面談が必ずあります。
今の仕事の悩みや、これから興味があることを素直に打ち明けてみましょう。



精神的なサポートもしてくれるよ!
[まとめ] 他人の考えに惑わされずに確固たる転職の軸を作ろう!


今回は、転職の軸の固め方、転職の軸を固める理由について詳しく解説しました。
- 転職の軸:今回の転職でどうしても改善したい最優先事項を決めること
- 転職における成功:自分の転職の軸に沿った転職を実現すること
転職の軸次第で、業界や職種が変わります。自分の心と素直に向き合い、ブレない転職の軸を作りましょう。
理想の姿を決める際は、自由に発想することが大事です。
将来のなりたい姿や、働き方など含め、リラックスしながら思いを巡らせてみましょう。



自分の可能性に蓋をしないように!
面接で転職の軸を聞かれた際は、条件面を伝えるのはNGです。
条件面は企業の外側の部分であり、面接官に熱意を伝えることが出来ません。
面接は、目的→手段→理由の順番で話しましょう。聞き手の言葉を読み取る労力を軽減することが出来ます。
また、理由の部分では「今回の転職で何を実現させたいのか?」ということを過去の経験を基に話すことが大事です。
転職の軸が太く、長いものになり、面接官の納得度を上げることが出来ます。
過去の失敗は、面接でプラスに変えれます。
面接官が見ているのは、「失敗をどのように捉えて、これからの仕事にどう活かしていくのか」ということです。



成功の話よりも失敗の話に価値がある!
【最後に】
転職の軸を決めるのは、相当な覚悟が必要です。
私も、正直めちゃくちゃ迷いました。年収は下げたくないし、長時間労働もやりたくない・・・
いつまで経っても決めれない自分に腹が立ちました。でも振り返ってみると、たくさん悩んで良かったなと思ってます。
悩んでいるということは、自分の人生と真剣に向き合ってる証拠です。
何も考えずに転職活動している人と、明確な転職の軸を持ってる人では、転職活動後の満足度が全然違います。
たくさん悩んで、自分の覚悟が決まったら進み出してください。
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