公務員から転職する時の自己PRの作成手順5つを徹底解説!【例文あり】

  • 公務員から転職する際の自己PRの作り方が分からない
  • 自分にアピールできることなんてないよ・・・
  • 自分の強みが分からない・・・

自己PRは書類作成時に必ず書きます。また面接でも聞かれる可能性があり、唯一自分の強みをアピールできる時間です。

自己PRを適当に書くと、書類審査で必ず落とされます。

私は、公務員から転職する際は、3ヶ月で2社の会社から内定を獲得。更に再度転職活動を行い、大企業から内定を頂く事が出来ました。

この記事では、公務員から民間企業に転職する際の自己PRの作り方・伝え方について細かく解説します。
この記事を読むと、自己PRの作成手順を理解し、誰でも完璧な自己PRを作れます。

自己PRの作成手順は以下の5ステップです。

  1. 職種を絞る
  2. なりたい職種の〇〇力を特定する
  3. 業務内容の棚卸し
  4. STARSのフォーマットでまとめる

自己PRを作る際は、転職エージェントに一度相談するのがおすすめです。優秀なエージェントは、的確なヒアリングを行い応募者の強みを探し出してくれます。

強みがない人はいません。「自分に強みがない」と思っている人はまだ見つけれていないだけです。

エージェントは活用しないと損!

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目次

自己PRとは

自己PR

自己PRとは、応募先の企業に対して自分を売り込むために大切な要素となり「自分を採用すべき理由」「入社した際に貢献できること」を採用担当者に提示して採用の後押しをするものです。

自己PRの例はこちらです。

  • 問題解決能力
  • 協調生
  • 継続力
  • コミュニケーション力

etc・・・

上記の他にも言い方はたくさんあり、特に決まった用語を使う必要はありません。

面接官にわかりやすく伝えるために、簡潔なタイトルにしましょう。

面接官が自己PRで知りたいことは「応募者の業務経験がこの会社・職種で活かせるか?」です。
つまり、再現性です。再現性をアピールすることができれば、内定獲得率は上がります。

公務員の人と企業人では自己PRの作り方が違う

自己PRの作り方が違う

公務員の人と企業人(すでに民間で働いている人)では、自己PRの作り方が違います。

公務員で勤めている人が企業人と同じ作成手順で自己PRを作ると、内定が取れません。なぜなら前提条件が違うからです。

転職に有利なのは、圧倒的に企業人

公務員(営利を目的としていない)

  • 書類通過率が低い
  • 退職日が決まっている

公務員の人は、企業での実務経験がないので書類通過率が極めて低いです。企業ごとに自己PRを作成していると、応募数が少なくなるので、内定を取れる確率も自然と下がります。

公務員は質より量が大事!

公務員は職種を一つに絞り、どこの業界にも応募できる自己PRを作成しましょう。

職種を絞って書いた自己PRは、全ての業界に適用できます。少しでも時間を短縮して志望動機を考える時間に当てましょう。

志望動機は企業ごとに作成しないとダメ!

企業人(営利を目的としている)

  • 民間での業務経験がある
  • 転職先を決めてから、退職を告げることが出来る
企業人の場合

企業人は、民間企業での業務経験があるので、応募する企業が求めている人材に合わせて業務内容を棚卸しすることが出来ます。なので、応募する企業に刺さる自己PRを作ることが可能です。

引き出しが多いって事!

公務員よりも〇〇力を実際の業務内容の経験を通じて話すことが出来るので、納得感もあります。

募集要項に沿った自己PRを作ることが合格の鍵になる!

応募数を10社ほどに厳選しても書類通過率が公務員より良くなるのは当然です。

また、企業人は転職先を決めてから退職を告げることが出来るのも一つの強みです。

転職先が決まれば退職を告げる。転職先が決まらなければ働き続ける。

公務員は退職日が事前に決まっており、そこの合わせて転職先を見つける必要がありますが、企業人は転職先を決めてから退職を告げることが出来るので、自分のペースで転職活動が出来ます。

面接では「職務経歴」と「自己PR」どちらか一つしか聞かれない

面接での捉え方

面接では「職務経歴」と「自己PR」はどちらか一つしか聞かれません。

なぜなら、2つの質問から面接官の知りたいことが同じだからです。

2つの質問から面接官が知りたいことは「前職での経験やスキルがうちの会社で再現性があるか」だけです。

※「職務経歴」は自己紹介の次に聞かれることが多い。

自分がアピールできる業務経験を伝えましょう!

私は公務員から転職する際に、10社ほど面接を受けましたが自己PRを聞かれたことはありません。

「職務経歴」を聞かれることが多い!

面接で「職務経歴」を聞かれたら、自己PRの内容を話しましょう。

「職務経歴」では、前職の仕事内容も深堀りされるので、業務経験の棚卸しも怠らないでください。

公務員専用の自己PRの作り方(書類作成)

自衛官専用の自己PRの作り方

公務員専用の自己PRの作り方を解説します。

  1. 職種を絞る
  2. なりたい職種の〇〇力を特定する
  3. 業務実績の棚卸し
  4. 業務実績や経験を深堀りする
  5. STARSのフォーマットでまとめる

職種を絞る

職種を絞る
 

公務員は、職種を一つに絞りましょう。

職種を絞ると、企業毎に自己PRを考える手間が省け、その職種について調べる時間を増やせます。

>>あの職種とはどんな仕事?<doda職種図鑑>全職種100社

世の中には色々な職種がありますが、特にやりたいことがない人は営業職がおすすめです。

営業職は、汎用性がありキャリアップの転職が可能です。また営業職を経験すると、マネージャーや企画担当などの役職に出世できます。

どんな商売でも営業力は必要!

なりたい職種の〇〇力を特定する

次に、なりたい職種の〇〇力を特定しましょう。

なりたい職種の〇〇力を特定すると、以下のようなメリットがあります。

  • 業務内容の棚卸しがスムーズに進む
  • 業務内容を思い出しやすくなり、具体的に考えられる

今回は、営業職を例に考えていきます。

例)①求人票
例)②求人票

>>引用元:リクナビネクスト

求人広告の掲載ページに行くと、【求める人物像・歓迎する人物像】が必ず記載されています。

記載されている内容をもとに、〇〇力を予想します。

※〇〇力は、’力’がつかなくてもOKです。

例えば、上の画像での〇〇力は①「積極性」と②「努力できる力」と予想できます。

業務内容を絡めて、①・②をアピールできるエピソードを作りましょう。

職種を絞って募集要項を見ていると【求める人物像】の内容が似ていることが多いです。
書き方が違うだけで本質的に求めていることは同じです。

また、〇〇力を予想すると、業務内容を思い出しやすくなり、自分の強みを簡単に見つけれます。

自分にベクトルを向けるのではなく、「企業の求めていること」を先に予想しましょう。

自己PRは「相手が求めていること」を提示するのが基本!

業務内容の棚卸し

業務内容を棚卸しする際は、特定した〇〇力をもとに「どんなエピソードだったら語れるか」と考えましょう。

一生懸命取り組んだ業務や、思い出に残っている訓練などから考えるのがおすすめです。

  • 自衛隊:射撃で高得点を獲得した
  • 警察官:交番勤務
  • 市役所:行事ごとでみんなをまとめた経験
  • 消防士:救助活動・日々の訓練

業務内容を探すときは、A4用紙に書き出すことがポイント!

公務員は他の職業と違って、変わった経験をしています。自分にしかない経験は、伝え方次第で採用担当者に刺さるので前向きに考えましょう。

STARSのフォーマットでまとめる

最後は、業務内容をSTARSのフォーマットでまとめましょう。

STARSのフォーマットでまとめると、自分の強みをわかりやすく説明でき、面接官に業務内容を具体的に想像してもらえます。

思考や行動を文章に落とし込むことが大事!

採用担当者は、エピソードをもとに「この人材はうちで活躍できるか」と思考を働かせます。

STARSのフォーマットはこちらです。

STARSのフォーマット

【当時の状況を分析して、そこでどんな課題があり、どんな行動をして、どの様な結果になったのか。そして、その業務内容を振り返ってどう思ったのか。】

STARSのフォーマットを使って自己PRを作成すると、自分の強みをわかりやすく面接官に伝えることが出来ます。

中でも「Self-Appraisal」を書くと書類通過率が上がる!

また自己PRを書類にまとめる際は、周りと比較して具体的な数字で成果を残したことを書きましょう。

数字を使うと、内容に信憑性が生まれ、かなり分かりやすくなります!

STARSのフォーマットを用いた自己PR分の例が下記です。

私には、物事の本質を見極めて行動できる力があります。

  • 状況(S):中隊の射撃平均点数が10点だった。(30点満点)
  • 課題(T):「射撃の基礎」を全部意識している隊員が多く、どれも中途半端になっていた
  • 行動(A):「一つだけ意識するように」と隊員達に伝え続けた
  • 結果(R):3ヶ月後には、中隊の平均点数が15点に上がった。
  • 振り返り(S):繰り返し伝えることの大事さを学んだ

※書類や面接では、もう少し言葉を付け足します。

上記のような些細なエピソードでもSTARSのフォーマットを使うと、綺麗にまとまります!

語れる程のエピソードがない人も、多少無理矢理にでもSTARSのフォーマットに当てはめてみましょう!
それっぽい自己PRが完成するので、とてもおすすめです。

嘘はダメです。面接で突っ込まれた際にバレるリスクがあります。

自己PRを話す上で気をつけるポイント

自己PRを話す上で気を付けるポイント

面接で自己PRを聞かれた際には、以下の4つのことに注意しましょう。

  • 結論から話す
  • STARSのフォーマットで話す
  • 簡潔に伝える
  • 場数を踏む

結論から話す

自己PRを話す際は、結論から話しましょう。

結論から話すと、要点を先に伝えることができ聞き手のストレスを軽減できます。

例)
私の強みは、問題解決能力とコミュニケーション能力です。一つ目の問題解決能力なんですが〜〜
※自己PRを2つ用意した際の話し方です。

結論から話すことはコミュニケーション全般において大事!

良い自己PRでも、結論がわからないまま話しが進むと、面接官の記憶には残りません。

「結論何が言いたかったの?」と思われないように、自己PRの最初には結論を話すようにしましょう。

STARSのフォーマットで話す

STARSのフォーマット

結論を伝えた後は、STARSのフォーマットに沿って話しましょう。

書類作成時でも解説しましたが、面接で話す際は特にSTARSのフォーマットに沿って伝えましょう。

対面で話した印象は面接官の印象に強く残る!

STARSのフォーマットで話すと、面接官は応募者の物語を聞いてるような感覚に陥り、興味を持つようになります。

簡潔に伝える

自己PRは簡潔に伝えましょう。

長い自己PRは、面接官の集中力を削り、マイナスイメージを残します。

自己PRは応募者にとって、唯一自分をアピールできる時間です。

言いたいことがあり、話が長くなるのは十分理解できます。しかしそれでは面接官の印象に残りません。

伝えたいことを絞り、難しい言葉や難しい言い回しは極力避けましょう。

自己PRは1分30秒くらいがベスト!

短く簡潔に伝えるのがポイントなんだね!

また、公務員の専門用語は誰が聞いても理解できる言葉に変換して話しましょう。

専門用語は誰でも理解できる言葉ではありません。言葉が理解できないと、内容も正確に伝える事が出来ません。

知らない人に分かりやすく伝えるのも大事なスキル!

公務員の専門用語を一切使わずに話せるように練習しましょう。

何回も練習する

何回も練習する

自己PRだけではなく、面接全般において何回も練習し、スムーズに話せるようにしましょう。

面接は練習すればする程、話す力がつき無意識に伝え方が向上します。

  • 自己PR
  • 志望動機
  • 職務経歴

    ※面接で聞かれる上記の質問に対して、覚えたセリフを機械的に話すのはNGです。

面接はあくまで会話です。相手からの質問には一泊おいて、会話を意識して話すようにしましょう。

また面接は、人からフィードバックをもらうことで成長します。転職エージェントや友達に頼んで積極的に練習しましょう。

転職エージェントを活用しよう!

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面接官の印象に残る自己PRを作成しよう

採用担当者が自己PRから知りたいことは、「応募者の経験・スキルがうちの会社で再現性があるか?」だけです。

公務員は「どんな業務経験が民間企業で活かせるのか」を考えて自己PRをつくりましょう。

自己PR作成手順はこちらです。

  • 職種を絞る
  • なりたい職種の〇〇力を特定する
  • 業務内容の棚卸し
  • STARSのフォーマットでまとめる

公務員は、営業職がおすすめです。汎用性がありスキルアップ(年収up)が狙えます。

自己PRを作る際は、STARSのフォーマットを必ず活用してください。

特に、Self-Appraisal(振り返ってどう思うか?)は大事なので、忘れずに書きましょう。

一つひとつ順番に考えよう!

自己PRを話す際は、結論から先に伝えましょう。結論が分からない話は相手にストレスを与えます。

100点の自己PRでも、伝え方次第では0点になるので注意してください。

また、面接は転職エージェントに頼みましょう。繰り返し練習すると、話し方が劇的に変わります。

的確なフィードバックも得られるので、必ず活用しましょう。

面接は対面・オンライン共に対策をしよう!

「自分に強みはない」と感じている人でも、一つひとつ順番に考えると必ず見つかります。

面接官の、印象に残る自己PRを作って内定を取りましょう。

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